京都の香老舗「松栄堂」さんから「藤袴(フジバカマ)」というお花をおかりして、店頭で公開させていただいています。
源氏物語にも登場している藤袴は、8月〜10月に花期をむかえる秋の七草のひとつ。現在は、環境省レッドデーターブックに準絶滅危惧種として、京都府レッドデータブックに絶滅寸前種として登録されている、貴重なお花です。
鼻をちかづけると、やさしい蜜の香りがふわっと漂います。アサギマダラという長距離を移動する蝶は、わざわざ南の海から飛来するほど藤袴の蜜を好んでいるそうです。もしかすると、ここにも蜜を吸いにくるかもしれませんね。わくわく。
松栄堂さんは、自然環境保護の一環として希少植物の保護育成活動に取り組まれています。この藤袴も大原野に自生していたものを株分けして保護育成されたもので、松栄堂さんの店舗前にも飾られています。
Marbleでは、cafe前の駐輪スペースで公開しています。ちょうど今、みごろを迎えていますので、お越しの際はぜひ愛らしい姿をめでてみてください。
松栄堂さんのWebサイトはこちら。
Marble.coでリニューアルを担当させていただきました。
タニグチ