9/11(火) おいかぜ、Marble.co、アーキテクトタイタン 3社による今期第2回の合同の勉強会を行いました。講師はNue inc.の松倉早星(まつくら すばる)さんでした。前半は松倉さんの「お仕事のこと」と「企画とアイデア違い」についての講義、後半はグループに分かれてマインドマップを広げ、頭をフルに動かしグループワークを行いました。
前半の松倉さん自身の「お仕事のこと」についてはプロジェクトをゼロベースからスタートする事を重要視しているとお話しされました。クライアントの最初のオーダーから企画→納品完了までに最初のオーダーとは違う形のものが出来上がることも多く、そもそもオーダーの時点で8割がオーダー内容が間違っているケースが多いとのことです。後半のグループワークでは実際に松倉さん流のアイデア出しから企画という形にするまでのワークを行いました。
課題は【新しいホテル】
松倉流の大前提として、「アイデアはつまらなくていい!」
その上で、
- 誰を喜ばせたいか決める その人・場所のことを調べる(ターゲット)どれだけ調査できたか。これは普段私たちが仕事を受ける上でも重要な作業になります。ここでのヒアリングや調査が不足すると最後のゴールを決める部分で大きな誤差が生まれやすいです。
- キーワードを決めて数人でマインドマップを広げる 物の見方や感じ方も人によって違うため、物事を多面的に見るために、紙に思いついた言葉を書き出す。全然関係ないと思っていても、頭に思いついたワードは全部出す作業。今回のキーワードは「ホテル」でした。
- キーワードとは反対の言葉でマインドマップを広げる 今回の反対の言葉は「ホームレス」
- 地図に書かれたワードを組み合わせる ワード同士が遠ければ遠いほど面白くなる!
- 最後に小学生でもわかるように描いてみる
タイトルとアイデアイメージを描き、長く説明せず、詳細は添える程度にする
この企画の流れでのルールとして、
- ・情報を出す作業 複数人でやる
- ・アイデアは絶対一人で考えない →脳みそが多ければ多いほど、ヒントのタネは無数に広がり、掛け合わせも広がる
- ・絶対に否定しない →現実を見るのは企画書にまとめるときでいい、アイデアは無限に広げよう!(否定していいときは企画書に落とし込むときでいい)
- ・子供のように考える
この教えを踏まえ、実際にグループワークを行いました。
グループはそれぞれ会社や職種をミックスした編成のため、グループごとに色の違う盛り上がりを見せ、発表では多彩な「新しいホテル」の案が出されていました。会社や職種・年齢が違う者達が一緒になると、こんなに素敵な化学反応が起こることに参加者たちも驚いていました。最後にどのグループが一番良いと思ったか投票を行い、「生まれかわりホテル」を作り上げたチームが一番投票数が多かったです。
勉強会の後には昼食会を兼ねた交流会が行われ、美味しい料理を食べながら勉強会の内容や、仕事の話などで盛り上がっていました。今回はアーキテクトタイタン烏丸オフィスで開催され、hanautaさん からオードブル料理を提供してもらいました。
参加者の声の中には普段の業務で企画いう仕事はあまり馴染みがなかったが、アイデアの出し方は実務にも繋がるので応用したい!という意見やプランナーとしてハッとさせられた勉強会で、いい刺激になったという意見がありました。今回の学びを、しっかりと仕事に生かしていきたいと思います。
次回、10月に OVERKAST 遠藤哲生さん、大林寛さんを講師としてお招きし、「アウター&インナーブランディング」について勉強会を行う予定です。引き続き、次回の勉強会の様子もブログで報告させていただきますので、今後とも宜しくお願いします。